2023年5月27日に開催された第18回通常総会において、5月末で任期満了になる理事・監事に代わって、以下の方々が理事・監事に選任されました。
理事
伊藤真人、小林憲正、佐々田博之、西原 寛、町田武生、松田良一、和田 勝
監事
大井みさほ、奥田治之
有山正孝さんには引き続き参与として、大所高所から理事会等の運営にかかわっていただくことになっています。
その後6月6日に開かれた理事会において、西原 寛理事を理事長に互選し、町田武生理事が副理事長になりました。さらに、理事長の指名により、小林憲正理事が庶務担当、佐々田博之理事が会計担当、和田 勝理事が広報担当となりました。
今期の理事・監事の紹介です。
理事
伊藤眞人(化学)創価大学理工学部教授
1954年1月高知生まれ
1977年東京大学理学部化学科卒業
1982年東京大学大学院理学系研究科化学専門課程修了、理学博士
青山学院大学理工学部助手、東京大学工学部助手、講師、創価大学工学助教授を経て2003年工学部教授。2015年より現職。
日本化学会国際関係小委員会委員長、同化学グランプリ・オリンピック小委員会副委員長、同関東支部化学教育協議会議長、IUPAC化学教育委員会委員、第42回国際化学オリンピック東京大会(2010)実行委員会副委員長を歴任。現在は日本化学会化学用語検討小委員会委員。
専門は有機化学、計算機利用化学、化学教育
小林憲正(化学)横浜国立大学名誉教授
1954年7月岡崎生まれ
1977年東京大学理学部化学科卒
1982年東京大学大学院理学系研究科化学専攻博士課程修了、理学博士
1982-86年米国メリーランド大学研究員、1987-91年横浜国立大学工学部講師等を経て、2003-2020年同大学大学院工学研究院教授
現在、成城大学、東京都立大学、放送大学非常勤講師、日本技術者認定機構(JABEE)フェロー
高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC)などの活動に参加
専門は分析化学・アストロバイオロジー
佐々田博之(物理学)慶応義塾大学名誉教授
1953年生まれ
東京大学理学部物理学科卒
東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士
慶應義塾大学理工学部教授
日本分光学会会長
専門はレーザー分光学
西原 寛(化学)東京理科大学教授・東京大学名誉教授
1955年3月生まれ
1977年東京大学理学部化学科卒
1982年東京大学大学院理学系研究科化学専門課程修了、理学博士
慶応義塾大学助手、ノースカロライナ大学研究員、慶応義塾大学専任講師、助教授を経て、東京大学理学系研究科教授。定年後、東京理科大学総合研究院教授
専門は錯体化学、電気化学、ナノサイエンス
町田武生(生物学)埼玉大学名誉教授
1943年 東京生まれ
東京大学理学部生物学科卒
東京大学大学院理学系研究科動物学専門課程 修了、理学博士
東京都立老人総合研究所研究員、鹿児島大学理学部助教授、広島大学理学部助教授、埼玉大学大学院理工学研究科教授、この間、埼玉大学理学部長、同副学長、同学長特別補佐などを歴任。また科学技術振興機構(JST)次世代人材育成事業PD、全日本科学教育振興委員会委員、Global Link実行委員会委員などを務める
専門は神経内分泌学・神経生物学・実験老年学
松田良一(生物学)東京理科大学教授・東京大学名誉教授
1952年 東京生まれ
東京都立大学理学部生物学科卒(夜間部)この間、東京大学医学部衛生学教室実験動物飼育者(1年次)、帝京大学医学部衛生学教室教務職員(2-5年次)を勤める
千葉大学大学院理学研究科修士課程生物学専攻修了
東京都立大学大学院理学研究科生物学専攻修了、理学博士
カリフォルニア大学バークレイ校動物学教室研究員、都立大学理学部生物学科助手、米国W. Alton Jones細胞科学センター主任研究員を経て、東京大学教養学部生物学教室助教授、同準教授、教授。
2018年退職後、現職。国際生物学オリンピック議長
専門は細胞生物学、発生生物学
和田 勝(生物学)東京医科歯科大学名誉教授
1944年4月生まれ
1969年東京大学理学部生物学科動物学コース卒
1974年東京大学大学院理学系研究科動物学専門課程修了、理学博士
1974-75年アメリカワシントン大学研究員、1975年東京医科歯科大学医用器材研究所助手、1984年同大学教養部助教授を経て、1987年同大学教養部教授。2004年より同学教養部長。定年後、東京芸術大学、早稲田大学、東京農業大学、関東学院大学などで非常勤講師を務める
専門は生物学(動物学)、比較内分泌学
監事
大井みさほ(物理学)東京学芸大学名誉教授
1959年お茶の水女子大学理学部物理学科卒
1959年4月工業技術院計中央度量衡検定所(後の計量研究所)入所
1974年東京工業大学より「He-Neレーザーの発振機構と出力特性に関する研究」で理学博士の学位を取得
1985年4月計量研究所より東京学芸大学へ転出、1996年より同学大学院連合学校教育学研究科長を務める
専門は応用物理学(量子エレクトロニクス,レーザー分光計測)
奥田治之(物理学)
1935年 愛知県生まれ
名古屋大学理学部物理学科卒
同大大学院理学研究科物理学宇宙線物理学専攻博士課程修了
同大学物理学科助手、京都大学物理学第2教室助教授を経て、1981年宇宙科学研究所教授に就任。
京都大学へ移動後は、テーマを赤外線天文学の研究に移し、地上望遠鏡、気球望遠鏡、衛星による赤外線観測に従事。主として、銀河系構造、星間物質(ダスト、炭素イオンなど)の分布の研究を行う。
この間、オランダ国ライデン天文台研究員、イギリス国カーディフ大学研究員、また欧州宇宙機構(ESA)の赤外線衛星計画にミッションサイエンティストとして参加。定年後、群馬県立ぐんま天文台副台長を務める。