SSISSはどのような活動を行っているのか?
●いわゆる出前授業
大井みさほ会員が、聖徳学園小学校で5、6年生の希望者を対象に「光とはなにか」というテーマで、講義、デモ実験、実験を含む出前授業を行いました。
①太陽、電燈、蛍光灯、LED、レーザーなど、いろいろな光源と光の進み方の話とデモ実験、②赤及び緑のレーザー光を使って煙の中や水中を通る光の観察、レンズのはたらきなどの実験と光ファイバーを使った光通信の実験。③回折格子を使ってレーザー光の回折の観察、蛍光灯の色、紙コップを加工して簡単な分光器をつくり、蛍光灯のスペクトルの観察と、盛りだくさんの内容を90分の授業時間で行いました。
受講した児童から寄せられた感想の一部を載せておきます。
「線香の煙を通すと、レーザーの光がどのように通っているかがわかることがとても面白かった。」
「一番印象に残ったのは光ファイバーでした。驚いたのは4階の講堂から地下1階の理科室までを結んだ光ファイバで光が伝わることでした。長い距離でもきちんと光っていることにびっくりしました。」
「話は難しかったが、実験などによって実際に再現してくれたのはわかりやすかった。」
「とてもわかりやすかったです。もっと時間があれば、もっとたくさんの実験ができたのにと思った。」
「光が波だとは知らなかった。身近なものなのに、こんなに不思議があるのかと思った。」
●科学的な研究を行えるように支援する
夏休みの自由研究を、子供たちがより科学的に行えるように支援をしています。その例として、八王子市立中学校PTA連合会が主催する科学コンクールに対する支援を紹介します。
2012年には、モデル校を選定して会員が赴き、生徒の研究計画を聴き、より良い科学的な計画になるように実験の進め方や調べ方について助言を行いました。下の写真はその時の様子です。撮影はPTA連合会の黒沢さんと中村さん。
各中学校で一次審査、二次審査によって選ばれた研究報告書を査読し、奨励賞、優秀賞、最優秀賞の選考に、何人かの会員が参加しました。
八王子学園都市センターで開かれた表彰式と作品展示に、何人かの会員が参加しました。
2013年も、会員が最終審査に参加し、11月30日に八王子学園都市センターで開かれた表彰式、研究発表会に参加しました。
当日の表彰式と発表会の様子です。
写真は、左上から順に、研究発表会会場と、表彰式、受賞者の発表風景、ポスター展示会場。
理科の心を育てるため、南大沢中学校で「理科実験教室」が開かれ、会員が科学の面白さを伝えるデモ実験を行ないました。校長先生がこの催しの案内パンフレットを作ってくださいました。
当日の写真です。撮影はPTA連合会の中村さん。
左上から順に、月球儀を作ろう、日時計を作ろう、万華鏡と光の三原色、折り紙飛行機を飛ばそう、様々なモーターを知ろう、エタノールの爆発、色を変える野菜や果物の搾り汁。
●わかりやすい講演会の実施
金環食が観察できるのを機に、横浜市旭区の学校、地域住民および区の地域振興課が一体となって講演会を企画し、日江井会員が講演を行いました。
金環食の見え方、ピンホールカメラ的な金環食像の観察の仕方や見方の注意点を話し、同時に2035年9月2日の皆既日食も観るように、自然現象の観察の大切さを話しました。
宇宙空間のひろがり、ビッグバンから137億年の時の流れ、星の輪廻、私たちのからだを構成している物質は星から来ている、だから君達は星の子であるということなどを話しました。生徒や保護者、先生から多数の質問が出て大変好評でした。撮影は不動丸小学校。