特定非営利活動法人「科学技術振興のための教育改革支援」(SSISS)は、児童・生徒の理科離れに危機感を抱き、学校教育をよりよいものにするために支援をしていこうと考えた、現役から一歩退いた大学教員が中心となり、平成17年(2005)に設立されました。
初代理事長の故 大木道則名誉理事長(2005-2015年)、第2代理事長の大井みさほ会員(2015‐2021年)の後継として、このたび西原 寬が新しい理事長を務めることになりました。
この16年間、SSISSは設立の趣旨である「生徒たちが記憶中心ではなく自ら考え行動する理科の教育を支援・推進する」ために、小中高校の先生や教育委員会、ご父兄・保護者の皆様と共に、教育現場を中心に活動を行ってきました。
昨年からの新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的な蔓延による異常事態にともない、SSISSの活動も制約を受ける状況にありますが、いずれこの事態も終息するものと思われます。その折には、これまでの活動を継続するとともに、オンライン会議などの新しいシステムを活用してさらに発展させることができると期待しております。
SSISSの活動は、設立時からの会員の皆様に牽引していただいておりますが、今後の持続的な活動に向けて若い会員の方々を募りたいと思います。また多くの会員の皆様が活動に参加していただけるように、情報を共有し、交流する場を作っていきたいと思います。
引き続き、SSISSへのご支援とご協力をお願いいたします。また、SSISSの活動にご興味があり、ご参加いただける方は、是非ご入会くださいますよう、お願いいたします。
2021年6月
西原 寛
東京理科大教授・東京大学名誉教授