細矢治夫会員が3月17日に世田谷区立桜丘中学校で、中学1年生の4クラスの生徒に、数学の図形に関連した授業を行いました。
中学1年の図形の学習は、学習指導要領には「平面図形や空間図形についての観察,操作や実験などの活動を通して,図形に対する直観的な見方や考え方を深めるとともに,論理的に考察し表現する能力を培う。」とあります。
そこですでに専任教諭が授業の中で正多面体について説明したことを受けて、裸眼立体視(ステレオグラム)と折り紙細工を行いました。まず、5種の多面体の立体視ができるように用意した紙を生徒に配り、裸眼立体視のこつを教えたところ、過半数を超える生徒が成功しました。次に2枚の長方形から正四面体を、2枚の正方形から正八面体のスケルトンを折ってもらいました。これらもほとんどの生徒が完成させることができました。時間内に未完成だった生徒たちも、課外の時間に完成できるはずです。
生徒一人一人がこれらの作業により、多面体に対して興味をもち、理解を深めることができたと思います。