板橋区立西台中学校での活動

奥田治之会員が、6月22日に板橋区立西台中学校で行われた理科の公開授業を聴講し、その後の反省会にも参加して指導助言を行いました。以下は、奥田会員の授業の内容、および助言と感想です。

公開授業は西台中学校の岩間敦教諭によって行われました。金星(内惑星)が太陽のまわりを周回するにしたがって、その大きさ、形がどのように変化するかを、用意した模型を使って生徒に観察させ、その結果を発表させた後、全体で結果について議論をしながら正解を求め、現象の理解をさせるというものでした。模型にはさまざまな工夫(光源、反射球など)が施され、きめ細かく準備されたもので、生徒の反応も大変良いものでした。

ただ、模型がやや小ぶりで(8班各々に一組)、天体現象としての観察として実感的でないこと、すべての模型を先生が自作で用意していて、生徒の考えや工夫の入る余地のないことなどから、生徒がもっと参加できるような実験を工夫できるのではないかという提案をしました。また、観測結果をあらかじめ用意した答えの中から選択させるというものでしたが、生徒自身がスケッチなどで記録する方が良いのではないか、などの意見も述べました。

それにしても、このような授業を用意した授業担当者を含めて、参加した教官の理科教育に対する並々ならぬ情熱と努力には感心するものがあるという感想をもちました。

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http://www.astron.pref.gunma.jp/flash/venus2.html
より