日江井榮二郎会員が、12月4日(金)の午後4時45分から1時間、校長先生主催の教職員のためのサイエンスカフェで、天文、日食、宇宙についてお話をしました。
教職員はコーヒーカップを手に会場に集まり、スライドの準備ができたところで、校長先生から講師の日江井会員の紹介があり、音楽と宇宙の写真をバックに、話が始まりました。
最初に、国立天文台のパンフレットを手に、日本各地にある天文台、ハワイとチリにある共同利用の天文台でどのようなプロジェクトが進められているかの説明がありました。
ついで今年の3月にスバールバル島で観測できた皆既日食の動画を見て、太陽と地球の位置関係で起こる感動的な光景を見ました(下の動画は当日のものとは異なります)。
5分52秒
皆既日食を観測した地球から、どんどん遠ざかっていくと、宇宙はどんな風に見えるのでしょうか?地球から宇宙への出発です(これも当日の動画とは異なります)。
6分30秒
似たような趣旨の動画です。これは宇宙へ行き、戻ってきて細胞の中まで入り込みます。
9分
こうして宇宙を俯瞰した後、宇宙の成り立ちと歴史にふれ、物質が生成してそれが巡り巡って人の体をも作っていることを説明しました。また聴講者に「星を見て何を感じるか、想像するか」と問いかけ、そこから人と星、宇宙にまつわる様々な話を展開して聴衆を魅了しました。講演が終わっても話は尽きませんでした(プロジェクターの向こうで話しかけています)。
終了後、校長室で島村一司校長、理科担当の教諭、出前授業を行った和田会員を交えて懇談し、理科教育のあるべき姿などを議論しました。