杉並区立高円寺中学校での活動

大井みさほ会員が、2月13日の午前に杉並区立高円寺中学校で、2年生の生徒を対象に、理科特別授業を行いました。

「上皿てんびんの実験」と題して、

①上皿てんびんを使って、1円、5円、10円コインの重さを測定を行いました。数値がばらついている5円硬貨の重さの測定精度を上げるためには、どうしたらよいか議論をして、議論の結果をもとに、10枚ずつ量って平均値を求める実験をさらに行いました。そして、真の値とは何かの議論をしました。

上皿天秤

②測定の誤差についてのお話をして、系統誤差と偶然誤差の説明をおこないました。系統誤差をなくすことと、偶然誤差はなくせないことの話をしました。さらに、データが多いと、偶然誤差はガウス分布(正規分布)になることを説明しました。

正規分布

(注)系統誤差と偶然誤差の説明(別ページにリンク

③食パンの重さの測定の結果とグラフでの表示について説明をしました。

④パンの重さのガウス分布から、科学者が商人の不正を見やぶる話と、水銀原子のランプの水銀のスペクトル線の広がりがドップラー効果によるもので、ガウス分布となる自分の経験の話をしました。

難しい話もかなりあったのですが、生徒はわりによく反応し、楽しんだいたように見受けられました。

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