細矢治夫会員が、11月21日の午後に、八王子市立高尾山学園で「折り紙多面体」というタイトルで、実験授業を行いました。参加者は児童・生徒5名と、教員の3名でした。
今回は高尾山学園での2回目の実験授業です。人数がそれほど多くないので、全員を一つのテーブルの周りに座らせることができました。
まず、裸眼立体視のプリントを与え、立体図形が3次元的に浮かび上がるように見えることを実感させました。何度かの試行錯誤で、全員が立体視に成功し、立体への興味を引きつけることができました。
次に、正方形の折り紙2枚から「正八面体のスケルトン」を折り上げる方法を教えました。うまい、へたの差はあるけれど、20分ほどで全員が作ることに成功しました。
二つ目のターゲットとして取り上げた、2枚の長方形の折り紙から「正四面体」を折りあげることにも成功しました。折り方の習熟の早い子には、遅い子への手助けをしてもらい、子供らの間のコミュニケーション作りにも役立ったのではないかと思っています。
なかなかに良い試みと思います。生徒の心に残ることでしょう。