私立聖徳学園小学校での活動

和田勝会員が、6月4日の午後、私立聖徳学園小学校で「細胞から生き物を見てみよう」というテーマで、児童が主体となって観察・実験を行う理科特別授業を行いました。参加した児童は、5,6年生のこの授業を希望するもの27名で、他に理科教員2名が参加しました。

今年度の理科特別授業を実施するにあたり、どのようなことが実施可能かという打ち合わせのために、すでに4月19日の夕方、先方の三輪教諭と打ち合わせをおこない、上記のテーマで2回、続けて行うことになっていました。6月4日はその第1回目です。

1回目はいろいろな細胞を見てみることに。まずは興味を持ってもらうために、単細胞のゾウリムシを観察してもらいました。
シャーレにゾウリムシのいる水を入れ、黒い紙の上において虫眼鏡で見てもらいます。
白い小さなものが、ぞわぞわと動いています。

続いて簡単に顕微鏡の使い方の説明をして、顕微鏡でもっと拡大して見てもらいます。

ゾウリムシは動いているのでおもしろく、皆は追いかけるのに一生懸命、ここまででだいぶ時間を使ってしまいました。

続いて植物のタマネギの鱗茎葉の表皮の細胞の観察です(定番ですね)。
カッターナイフを使って各自で切り出します。
スケッチを各自が自発的にしています。

最後に、口を漱いで頬の内側の上皮細胞を綿棒でこすり取り、スライドグラスに移して、酢酸カーミンで染色して見てもらいました。
全員ではなかったですが、ヒトの上皮細胞を見ることができました。

来週に向けて宿題を出しました。コップに水を満たし、その上にタマネギを載せ、根が生えてくるの様子を観察してくださいと。

6月11日に続きます。