江戸川区子ども未来館での活動(1)

大井みさほ会員が、8月12日の午後に、江戸川区子ども未来館の夏休み応援プロジェクトの一つとして、「光の進み方を調べてみよう」というテーマで、小学校児童10名に実験授業を行いました。

児童らの各テーブルに水槽を置き、水槽には水と少量のカルピスを入れて光の軌跡が見えるようにします。 緑と赤のレーザーポインターを配って、水槽の横からレーザーポインターで光を当ててもらい、光の反射と屈折を観察してもらいました。

次に、2人一組になって、光ファイバーを使ってレーザー光が光ファイバー内を全反射しながら進んで反対側に到達することを確認し、信号を送ることができることを実感してもらいました。

その後、キャラメルの空き箱を使って片方の面にスリットをあけ、その反対側に四角の孔をあけてもらいまし回折格子片を張り付け、簡易分光器を製作してもらいました。蛍光灯の光を観察し、赤や緑などのスペクトルの色が見えることを確認してもらいました。

最後に児童らにはプリントを配り、白板に説明図を描きながら、光の屈折についての説明や光の波としての性質の説明を行ないました。

八王子市立中学校PTAとの打ち合わせ

有山正孝、大井みさほの各会員が、7月21日の夕方、八王子京王プラザホテルで、八王子市立PTA連合の役員の方々と、今年度の八王子市立中学校科学コンクールへの協力について打ち合わせを行いました。

この活動はここ何年か 続いている活動で、今年は第11回になります。SSISSは昨年と同様、このコンクールに協賛することになりました。

12月7日(土)に開催される、優秀作品の発表会とポスター展示に参加して、ポスター発表の中からSSISS賞を2点、選出する作業を行うこと、表彰式で表彰状と副賞を理事長が選出された生徒にに授与する、ということが決まりました。

立教池袋中学校・高等学校での活動

大井みさほ、小林憲正、和田勝の各会員が、7月20日に立教池袋中学校・高等学校で開催された2019年度立教池袋中学校・高等学校の科学部と生物部合同研究発表会に、急なことだったのですが招かれたので助言できるかもしれないと思って参加しました。昨年と異なり、今年は池袋だけの中学校・高等学校の生徒の発表会でした。

発表は生徒2名の司会により進められ、午前中に休憩を挟んで5題ずつ計10題、午後からも同様に10題の演題があり、中学生によるものが14、高校生は6題でした。科学部と生物部が半々でしたが、科学部の演題は物理が少なく、ほとんどが化学を題材としたものでした。

生物分野の題材に関して言えば、「クローバーの研究」「ヤドカリの研究」「ゴンズイの研究」という大きなタイトルのものが多く、内容はまだ計画段階のものや、焦点が明確でないものが散見されました。中1から高3へとだんだんと切り口や方法などが洗練することが認められましたが、科学的な研究の基本である、「現象を観察し、なぜそのようになるか仮説を立て、実験を行い検証する」という手順を踏んだものが少ないことが気になりました。

研究計画を立てるとき、あるいは少し経って研究が始まったときに、上で述べた科学の手順を踏むためには、どのような実験を行えばよいか、どのように結果を考えて次のステップに行くのがよいかを、SSISSとして相談を受けたり助言するのが有益ではないかと思いました。


市川学園市川高等学校での活動

廣田穣、細谷治夫、町田武生の各会員が、2019年7月6日に市川学園市川高等学校で行われたSSH生徒課題研究の今年度の中間発表会に参加し、指導助言を行いました。

例年と同じように、今年度に新しく始まった課題研究の中間発表を生徒がポスター形式で発表するものです。詳しい情報がないので、この件については、これまでとします。