八王子市中学校科学コンクール研究発表会での活動

大井みさほ、奥田治之、和田勝の各会員が、八王子市にある東京工業高等専門学校で12月7日に開催された八王子市中学校科学コンクール研究発表会に参加しました。

今年で11回目になる八王子市教育委員会・八王子市立中学校PTA連合会主催の八王子市中学校科学コンクールでは、各中学校から164題の作品が提出されました。そのなかから先生たちによって40題が選ばれ、さらにそこから10題が選ばれ、最優秀賞、優秀賞が選出され、残りの8題がポスタープレゼンテーションとなりました。残りの30題の作品は、閲覧できるように会場に展示されていました。

去年の反省から共催・協賛賞の選考委員は、まとまって順番にポスターをめぐり、じっくりと演者の行うポスター発表を聞いて質疑応答を行うことができました。欠席があったので7題となったすべてのポスター発表を聞いた後、別室に移って協議して、各賞受賞者を決定しました。協賛団体であるSSISSも、2題を選出しました。

発表会場に移動した後、最優秀賞・優秀賞のスライドを使った口頭発表を聞きました。その後、授賞式が行われ、最優秀賞には賞状のほかトロフィーと盾、副賞が、優秀賞には盾と副賞が贈呈されました。SSISS賞の2題に対しては、大井理事長が賞状と副賞を授与しました。

授賞式開会のご挨拶
豪華な副賞は、協賛のオリンパスから。右端がSSISS賞の副賞
受賞した生徒たちと授与した人たちの記念撮影

市川学園市川高等学校での活動

町田武夫会員が、11月25日から27日および29日の計4日間、午後の時間帯に市川学園市川高等学校で開かれた「理科研究課題中間発表会」に参加して、指導助言を行いました。これはこれまでもたびたび報告している同高校が行っているSSH理科課題研究の2学期の終了時点での口頭発表会です。参加したのは課題研究選択者の高校2年生145名でした。

物理、化学、生物、地学、数学、情報分野にわたる合計160件の研究発表が、4会場で同時進行で行われましたが、生物分野は課題数が57件と特に多く、内容も多岐にわたるため、学内の教員および運営指導委員だけでは対応が不十分となるために、要請を受けて町田会員が加わりました。

7月の発表会での指摘・助言に基づいてどのように実験が展開されたのか質疑応答を行い、さらにアドバイスなどを行いました。 実験そのものへのアドバイスや、必要な文献の紹介を行うとともに、関連分野の専門家へ連絡を取ったりして、おおむね指導助言の役割を果たせました。

発表会の休憩時間および終了後の時間に、担当教員および理事長と、課題研究実施の問題点ならびに今後の進め方等について意見を交換しました。遅くとも7月の第1回発表会の段階で、実験計画の具体的な内容に踏み込んだ指導助言をみっちりと行い、その後、研究の進行に伴って生ずるさまざまな疑問点などに対して、随時相談に乗るという体制ができるのが最善ではないかという点に落ち着きました。