12月4日午後に、大井みさほ会員が小金井市もえ木ホールで行われた小金井雑学大学で、実験を交えた講義を行いました。受講生は約35名、ほとんどが男性でした。
まず江戸川区子ども未来館で行った光の実験授業を紹介しました。子供達にはこんな実験で、光についてお話をしているという紹介です。その後、「光とはなにか」を、太陽、月から始まって、たき火、電気を使った電球の光、蛍光灯などを話しました。
共通するのは、それぞれに光源があって、そこから明るくする何かが発せられていることでしょうか。その明るくするものが「光」(正確には可視光線)なのです。現代物理学では、光は「波」の性質と「粒子」の性質を兼ね備えていることになっています。
次に、「レーザーについて」の話を、絵や図を使って行いました。レーザーは、ほぼ単一波長の電磁波のことで、レーザー光を発することができる「レーザーポインター」が市販されています。その後、このレーザーポインターを使って実験に入るのですが、場所と道具の関係で、講師が行う演示実験を主に見てもらう形とし、その後に、レーザーポインターなどの実験道具を回覧するなどにとどめました。
赤と緑のレーザーポインターを用意し、まず空気中では、レーザー光をとばすと、レーザービームの途中は見えないが、ビームが天井などに当たると、当たったところが見えることを確認しました。次に、水槽に水を入れ、水中にレーザービームをとばしても見えないが、カルピスを少し加えて水を白濁させると、水中でもレーザービームが見えるようになることを確認してもらいました。それでは空気中でもレーザービームが見えるようにするにはどうしたらよいでしょうか。ステージパフォーマンスで、よくレーザービームを使って、見えていますよね。
最後に回折格子板を配って、室内や窓の外なども観察してもらい、光が回折する様子を確認してもらいました。
参加者は通常の雑学大学の時とやや違って男性が多く、質問もたくさん出て、光についてのいろいろな話となり、いろいろと勉強させてもらったという講師の方の感想でした。