八王子市立中学校夏休み自由研究相談会

毎年、12月に開催される八王子市教育委員会、八王子市立中学校PTA連合会主催の「八王子市中学校科学コンクール」に協賛し、受賞作品の評価を行ってきましたが、本年度から、そのコンクールに関連した夏休み自由研究を効果的に進めるサポートとして、希望する生徒さんに対して「夏休みの自由研究相談会」を開催することにしました。7月21日にPTA連合会の関係者とオンラインで打ち合わせを行い、7月27日の午前にZoomによるオンラインで相談会を実施しました。初回の本年度は、最終的に3名の1年生の申込みのみでした。参加したのは、西原 寬、町田武生、伊藤眞人、小林憲正、和田 勝、奥田治之、坪村太郎会員でした。またPTA連合会からは、会長の相川睦美さんとブロック長の荒木美奈さんが参加されました。

最初に、SSISSメンバーの自己紹介、PTA連合会の自己紹介、生徒さん及び保護者の紹介をしたあと、町田会員が「自由研究をしよう」というタイトルで、楽しく研究して上手にまとめよう、これは何?なぜ?どうして?、調べてみよう、ただ調べるだけではいけない、何が分かっていて、何が分かっていないか きちんと調べて既知の知見を把握・理解しよう、行おうとしている実験・研究にもっとも相応しい材料・方法を考えよう、実験・研究の結果は数量的に、得られた結果に基づいて考察を、実験ノートは必ず用意し、正確に詳細に記録する、研究のタイトル・表題を決める 研究報告・レポートを作成する、参考文献・引用文献を正確に、研究報告・レポートは分かり易く簡潔・明瞭にまとめよう、の各項目について、大事なポイントを説明し、町田会員が中学生の時に行った自由研究「チョウをしらべて」を具体例として紹介しました。

次に、3名の参加者から、自由研究としてやってみたいと考えていることについて話してもらい、アイデア交換やアドバイスを行いました。Oさんは、犬を飼っており、犬の嗅覚について調べたいという考えがあったため、実験を始める前の知識の獲得、研究の方向や進め方について、さまざまな意見を出し合いました。質問等がそれ以上ないことを確認して次の生徒さんに移り、Tさんは、カラスの習性や鳴き声に興味があるということで、カラスに関する自由研究のアイデアについてさまざまな意見を出し合いました。3人目のSさんは特に考えているテーマがなく、ゲームや本を読むことが好きだというので、どのような研究の題材があるかについての情報として、日本学生科学賞に応募した中学生の作品のタイトルリストを提供しました。また、ゲームや情報科学と関係した研究もあることをアドバイスしました。

最後に、もし、生徒さんが相談したいことがあれば、PTA連合会を通して連絡してもらえば対応可能であることを伝えて、相談会を終了しました。

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