川口市立安行小学校での活動

8月27日と28日に、佐々田博之会員が埼玉県川口市立安行小学校で、6年の4クラスに対して実験授業を行いました。受講した児童数は35名から40名で、1クラスあたり2校時(2 x 45分)を使いました。東京都市大学非常勤講師である西川浩之さんと手束文子さんに手伝ってもらいました。

授業のテーマは「光の進み方」です。光が直進することは3年生で学んでいるので、授業では少し先を行き、中学で扱う屈折と反射を取り上げました。最初に注意事項などを説明、レーザーポインターは人に向けると危険なので、大人が操作すると言いました。

1班4~5人に分かれ、まずは水槽の真水の下に、濃い砂糖水をロートにつないだ管を使って静かに注ぎ入れて、光の速度が異なる二重層を作りました。

LEDとレーザーポインターの光を界面に入射し、屈折、反射、全反射する光路を観測しました。

光速が異なる媒質の界面では、光路が曲がることを観察します。逃げ水、蜃気楼、浅く見える川の底などの現象は、こうした光の進み方の性質によることを説明しました。その後、光ファイバーについて説明をしました。

最後に、水で膨潤した玉とビー玉を水に入れ、ビー玉の個数を当てさせました。前者は光速が水と近いため水中では見えず、水から出すとたくさん玉が入っているのがわかり、児童達は驚いていました。

実験の後で、実験中にもらったいろいろな質問に答えました。

すべての児童がパソコンを携行していて、ブラインドタッチで入力しています。質問や解ったことなど即座に入力し、こちらにすぐ伝わるため、挙手指名などせずにすぐに答えることができます。手を挙げるのを恥ずかしがる子が多い高学年では有効です。3枚目の写真にあるように、実験での光路もタブレットで撮影し、画像を班員で共有しています。時代は変わっているのでこちらもfollowしていかないといけないと思いました。

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