8月24日(土)の午後に、伊藤眞人、黒田智明、小林憲正、佐々田博之、坪村太郎、西原 寬、町田武生、箕浦真生会員が、立教池袋中学校・高等学校で行われた科学部研究発表会に参加して、コメント・助言などを行いました。
13時から15時まで2階大会議室で開催された発表会には、生徒の他に、教員、生徒の保護者、立教大学のアドバイザーである和田教授なども参加していました。
最初に科学部の顧問である後藤教諭の開会のあいさつがあり、生徒たちの司会・進行で始まりました。開始、発表終了、演題終了のチンもすべて生徒たちの運営です。
中学生の発表が5件、高校生の発表が4件、計9件の個人または3名による発表があり、それぞれ7分のパワーポイントを用いた発表時間の後に、3分の質疑応答が行われました。
発表された研究のタイトルは、「光る人工イクラ」、「ビスマスの骸晶の作成」、「電子コイルの巻き数と回転数の関係」、「食用油を用いた石鹸の作成」、「パルスジェットの装置の設計」、「塩をくわえたときのスライムの粘性の変化」、「炭で吸着」、「色素増感太陽電池における臭素電解液の利用」、「鉄光触媒の可能性(これだけ発表時間が12分)」でした。下の写真は、最初の「光る人工イクラ」と3番目の「電子コイルの巻き数と回転数の関係」と6番目の「塩を加えたときのスライムの粘性の変化」の発表風景です。
質疑応答の時間には活発なディスカッションがあり、SSISS会員からも多くの質問やコメントが出されました。着眼点の良いオリジナルな研究テーマが多く、実験条件を振って集めた結果から考察を行い、結論を導こうとする科学的な方法が良く取り入れられていました。
最後に、科学部顧問の後藤教諭が閉会式を進行され、SSISS(西原会員)、立教アドバイザー(和田教授)、科学部顧問(加藤教授)、副顧問(吉井教諭)から講評と生徒へのメッセージが述べられ、生徒代表のあいさつがあり、研究発表会を終了しました。翌日(8月25日)から科学部合宿があり、報告会での質疑応答を踏まえて、今後の研究を展開するとのことでした。これからの研究の発展・展開が期待されると感じました。