県立相模原弥栄高等学校での活動

1月27日の午後に、小林憲正会員が神奈川県立相模原弥栄高等学校の「弥栄ワンダーラボ」(UZUME講座)の一環として、全学科・全学年向けに対して講義を行いました。この高校には、普通科(G)のほかにスポーツ科学科(S)、美術科(A)、音楽科(M)が置かれていて、それぞれの学科の英語名の頭文字をとって、SAGMとしゃれています。下の写真の垂れ幕にあるように、スポーツ特にサッカーが盛んで、多くのサッカープレイヤーを輩出しています(例えば川澄奈穂美)。

講義は「化学で探る生命の起源と地球外生命」というタイトルで、 1時間半の講演を前半と後半に分け、スライドを使って行いました。前半は「生命の起源や太陽系についてわかったこと」、後半は「生命の起源や地球外生命について、わかっていないこと」としました。部活の時間と重なったこともあり、聴講した生徒は多くありませんでしたが、美術科の生徒の参加もあり、また中村校長,PTA広報委員も参加してくれました。

前半部分では、地球に生命が誕生し進化してきたこと、地球上には多様な生物が生息しているが共通の特徴を備えていること、そのもとになったアミノ酸や核酸はどのようにして生じたのか、地球外にも生命のもとはあるのか(はやぶさ2の成果)、などのお話をしました。

後半では、右と左の問題、タンパク質と核酸のどちらが先に生まれたかか、地球に生命誕生の痕跡は残っていない、太陽系以外の生命は探せるの?

JAXAの月探査計画UZUMEによる調査が、手掛かりを与えてくれるかもしれないと話しました。火星にも月と同様に縦孔があります。

講演後に、質疑応答を行いました。

スライドの最後に、茂木健一郎さんと対談したYouTubeの動画が引用されています。1時間15分ほどで長いのですが、リンクを張っておきます。

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