大井みさほ会員と奥田治之会員が、8月9日に八王子市立城山中学校で、9月16日(土)に予定されているイベントの最終打ち合わせを行いました。
これも昨年に引き続いて行うものですが、今回は依頼から実施日までの日数が少なかったために参加予定会員の数が減り、ブースは昨年度の7つから5つになる予定です。
昨年度の実施要領をもとに、城山中学校の理科の教員、PTAの役員と、具体的な実施要領について最後の詰めを行いました。
大井みさほ会員と奥田治之会員が、8月9日に八王子市立城山中学校で、9月16日(土)に予定されているイベントの最終打ち合わせを行いました。
これも昨年に引き続いて行うものですが、今回は依頼から実施日までの日数が少なかったために参加予定会員の数が減り、ブースは昨年度の7つから5つになる予定です。
昨年度の実施要領をもとに、城山中学校の理科の教員、PTAの役員と、具体的な実施要領について最後の詰めを行いました。
今年度も、江戸川子ども未来館が企画した「夏休み応援プロジェクト」で、4名の会員が小学生4年から6年生の児童12から16名に対して実験授業を行いました。まとめてここに紹介します。
●廣田穣会員が8月1日に、「反応による色の変化とその応用」というタイトルで実験授業を行いました。内容は次のようなものです。
①色と光の3原色(講義と演示実験)
②光を発する反応(講義中心)
③蛍光についての実験・ブラックライトの応用(実験)
④炎色反応をきれいに見る(実験)
⑤ルミノールによる発色(実験)
http://happa-power.info/mystery3/pg248.html より
●有山正孝会員が8月4日に、「木炭電池を作ろう」というタイトルで実験授業を行いました。内容は次のようなものです。
①電池には用途に応じて様々な形・性能のものがある(講義と演示実験)
②飽和食塩水をつくる(実験)
③この食塩水を用い、備長炭、アルミフォイル、キッチンペーパーで電池を作る(実験)
➃低電圧用モーター、電子オルゴール、LED、豆電球を用いてこの電池の性能を確かめる(実験)
⑤電池の基本的構造と起電力についてやさしく解説(講義)
http://www.hitachi.co.jp/kids/event/summer2014/science/detail_01.html より
●大井みさほ会員が8月15日に、「光の進み方を調べてみよう」というタイトルで実験授業を行いました。
①各種の光源について(講義)
②水槽を使って、レーザー光による光の直進、屈折、反射、全反射の観察(実験)
③丸いガラス棒と光ファイバーを全反射で光が通る様子(演示実験)
④赤と緑のレーザー光を使って光ファイバーによる通信(実験)
http://optica.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-0168.html より
●和田勝会員が8月16日に、「生き物は細胞でできている」というタイトルで実験授業を行いました。
①まず植物も動物もすべての生き物は細胞を基本単位としている、細胞は小さいので顕微鏡が必要(講義)
②用意した染色済みのプレパラートを使って光学顕微鏡の使い方に慣れる
③玉ねぎ鱗茎葉の内側の表皮を切り出し顕微鏡で観察、次いで酢酸カーミンで染色して観察、スケッチをさせた
④ミニトマト、ナスの表皮も同様に観察
⑤単細胞生物の例としてゾウリムシを観察
⑥自分のほほの内側の上皮細胞を染色して観察
⑦最後に細胞が分裂して数を増やし成長することを説明し、ウニとメダカの発生の動画を見せる(講義)
http://www.torikyo.ed.jp/rika/cecdl/kenbi-miru/syoku-saibou.htm より
各界には、子ども未来館の職員の方と、ボランティアの方が手伝ってくれました(最後の2回はインターンシップの学生さんも)。
有山正孝、大井みさほ、野津憲治、廣田穣、町田武生、箕浦真生会員が、7月29日の午後に、2017年度科学部・生物部合同研究発表会に参加し、16名の生徒たちの12件の研究発表を聞きました。
参加したのは、立教池袋中学校・高等学校の生徒、立教新座中学校・高等学校の生徒、それぞれの学校の教員、さらに立教大学理学部野学生、大学院生、生徒保護者も参加していました。
研究発表を聞き、質疑応答に参加し、指導、助言を行いました。中学1年生の発表は、これから実験研究に取り組む手掛かりを模索中のものがほとんどでしたが、高校生のものは、すでに本格的な実験研究を進めていて、この学校の多様な部活動の一端がうかがえました。
特に生物部は、自由な気風があふれ、物理や化学の研究なdが複数なされていて、興味深く聞きました。今後の発展、展開が大いに期待されます。科学部も生物部も、これまでも日本学生科学賞を何度か入賞しています。
廣田穣、細矢治夫、町田武生、和田勝の各会員が、7月8日の午後に、市川学園市川高等学校で行われた、平成29年度SSH課題研究中間発表会に参加しました。当日は、数学、物理、情報、化学、生物の分野ごとに、数学が口頭発表、それ以外はポスター発表がありました。
市川学園市川高等学校は、今年が創立80周年ということで、理事長はじめスタッフが研究レベルの一層の向上を目指していて、SSISSもそれに応えて、生徒の研究計画のポスター発表の時から、指導・助言などの活動を行っています。
理系の2年生の生徒全員が、個人あるいはグループで、理科の課題研究を4月から始めていて、今回はその中間発表会です。会員は、それぞれの分野で、生徒が行う口頭発表あるいはポスター発表を聞きました。
4月から始めたものなので、まだ計画を具体化するための装置の作製や予備実験の段階のものが多かったのですが、だからこそ、計画、仮説、実験方法、予備実験の結果などの説明を聞いて、疑問点や、よりよい方法の示唆など、助言を行うことができるというものです。
今回の中間発表を経て、夏休みには本実験を行い結果を出していくものと思われます。良い研究が行われるよう、発表を聞いた生徒たちにエールを送りました。
2時間の発表会の後、分野ごとに市川学園の教員と意見交換会が行われました。発表を聞いての感想と、気になった点などを述べあい、今後の研究の指導の仕方などについて意見の交換を行いました。また、成果の発表の仕方について注意すべき点についてコメントがありました。
大井みさほ会員が、6月28日の午前に、東京都品川区にある香蘭女学校で、以下のような活動を行いました。
立教池袋中学校・高等学校の校長だった鈴木弘氏は、この4月から香蘭女学校の校長となりました。SSISSは立教池袋中学校・高等学校に事務局を置かせていただいていることから、この3月に校長室でこの異動の話を、直接聞いていました。
さっそく鈴木校長から、同校の理科・数学があまり好きではない生徒を、どうように理科好きになるよう指導したらよいか、相談に来校してほしいと依頼を受けました。
化学の教員でもある船越日出映教務部長も同席し、いろいろと意見交換を行いました。SSISSとしては、協力できることがあれば、おこなう用意があると、伝えました。具体的なテーマなどは、今後、詰めて行くことにして、手始めに、たとえば細矢治夫会員の折り紙を使った活動はどうか、と話題となりました。
今後の活動の具体化が楽しみですね。
報告が遅れましたが、5月20日(土)に池袋立教中学校・高等学校地学教室で平成29年度の定例総会が開催され、無事終了しました。
有山正孝庶務担当理事の開会の宣言の後、出席者と委任状等提出者数から総会は成立しているという宣言があり、続いて大井みさほ理事長から挨拶がありました。
議長の選出が行われ、大井みさほ理事長が議長を務めることになり、以降は議長が議事進行をつかさどり、議事が進められました。
第1号議題(平成28年度事業報告及び収支決算報告)
議長の指名により、野津理事から資料に基づいて平成28年度事業の報告がなされました。昨年度は狛江市からの依頼による件数が多く、充実した年度になりました。
続いて和田理事より平成28年度活動計算書、貸借対照表、財産目録に則って収支決算の報告がありました。
この後、奥田監事より4月20日に東京大学理学部化学教室会議室で行われた監査の報告がなされ、適切に管理されていることが報告されました。その後、審議の後、採決されて可決承認されました。
第2号議題(平成29年度事業計画及び収支予算案)
野津理事から平成29年度の事業計画の説明があり、和田理事からは予算案について、前年度と比較しながら説明がなされました。会員の高齢化と会員数の減少が顕著になりつつあることなど、苦しい台所事情が述べられました。それはともかく、採決の結果、可決承認されました。
第3号議題(役員選任の件)
5月末日で役員の任期の切れるのに伴い、6月1日からの2年間の任期の役員候補者の理事会案について、大井理事長から説明がありました。理事・監事とも現在の役員が重任するという案で、一括して採決することの可否を問い、出席者全員の賛同が得られたので一括して採決し、可決承認されました。新しい役員は重任ですので、このサイトの「SSISSとは」→「役員」をご覧ください。
予定されているすべての議案の審議が終了したので、自由な意見交換が行われました。西原会員から財団の助成に関して、町田会員からは法人の名前について、廣田会員からはNPO法人の認定について、意見が述べられました。
最後に、議事録署名人の選出が諮られ、山本學会員と行本万里子会員が選出されました。庶務理事が閉会を宣言して総会は無事、終了しました。
総会の議事録はここにあります。
廣田穣、細矢治夫、町田武生の各会員が、3月11日の午後に、市川学園市川高等学校で行われた、平成28年度SSH課題研究会発表会に参加しました。当日は、口頭発表4件と、ポスター発表128件がありました。
市川学園市川高等学校では、理系の生徒6クラス全員が理科の課題研究を行い、大学教授や研究者の指導・助言により、優れた研究成果を上げているものがあり、国内のコンクール入賞を経て、アメリカでの世界大会にも2年連続で派遣された実績があります。また、AO入試で最高位の大学への進学者も生み出しています。
理事長はじめスタッフが研究レベルの一層の向上を目指していて、SSISSもそれに応えて、生徒の研究計画のポスター発表の時から、指導・助言などの活動を行ってきました。
生徒211名が、個人あるいはグループで行った研究の最後の仕上げとして、選ばれた4件の講演とポスター発表を聞き、質疑応答を行うとともに、さまざまな助言を行いました。
諸般の事情で投稿が遅れ、年度を越えてしまいましたが、3月の活動を報告します。
江尻有郷会員が、3月15日の午前に、狛江市立緑野小学校の4年生2クラスの児童に対して、「空気と金属」というタイトルで実験授業を行いました。
事前に授業案を送って打ち合わせを行って授業内容を詰め、実験内容にあった物品の準備、機器の準備の確認を行いました。そのうえで、当日は以下のような実験授業を行いました。
1)空気の働き(吹き矢で矢を放ち的に当てる実験)
2)金属の実験(金属による電気の流れの違い)
1)の実験は次のように行いました。吹き矢の筒として直径5mmの曲げられるストローを使い、矢としては頭部径4mmの釘を、的としてA4の紙に色付き円を描いたものを使いました。4名の班だったので2名ずつ、矢を吹く人と的を持つ人に分かれ、交代してストローに吹き矢を吹いて的に当てる実験を行いました。吹く息つまり空気の力で釘が飛んでいくことが実感できます。ストローをつないで長くするとどうなるかを加えるなど、発展させることができますが、20分間ではそこまではいきませんでした。
2)直径2mm、長さ10cmの銅、アルミ、鉄、真鍮の線を各班に配布し、豆電球と単3電池2本のセットにワニ口クリップで結線して豆電球の明るさを比較し、同じように検流計につないで針の振れを比べました。回路配線の説明は黒板を使ってあらかじめ説明をしておきました。金属によって電気の流れ方が異なることが見て取れます。20分間で行いました。
最後の5分間を使ってアンケートを取りました。
有山正孝会員が、2月28日に大田区立西六号小学校で、大田区おもしろ理科教室の一環として、6年生の児童2クラス60名と特別支援学級児童9名に対して実験授業を行いました。教員8名の参加もありました。
1月25日に、同校を訪れ担任の内藤教諭と事前の打ち合わせをした際に、小学校で学習した電気と磁石に関する事項を復習・統括して、さらにそれを発展させるような内容にすることで話がまとまり、それに沿うような内容で、次のような順序で実験授業を行いました。
1)最初に小学校で学習する電磁気関連項目の復習をしました。
2)次に、日常生活の中で目に触れる電気についての認識を例を挙げて確認しました。
3)学習指導要領には含まれていないが、日常的に体験し話も聞いている静電気について、摩擦電気の発生を児童自身が実験で観察し、火花放電を演示して見せ、雷の話も含めて解説しました。
4)電磁気学の研究の歴史を手短に話して、静電気と電流の関係を解説しました。
5)電流の基本的性質として発熱と磁化作用があることを説明し、金属は高温で光を放射すること、電流の磁気作用により導線を動かせることを、児童の実験と演示実験によって確認しました。
6)電磁誘導と発電機、渦電流を演示実験で示しました。
7)電気の正体を明かすために、電子について解説し、電子によって電流を理解できることを話しました。
少し難しいところまで話が及びましたが、参加した8名の教員の方々が熱心にサポートしていただき、児童は楽しく学んでくれたように感じました。
日江井榮二郎会員が、2月8日(水)の午後に、三鷹市立第三小学校で、「教員への願い、自分の星を見つけよう、太陽の活動」というタイトルで、三鷹市立の公立小学校及び中学校の教員50名弱に対して講演を行いました。この活動は、三鷹市の公立小・中学校の理科研究部の顧問である鈴山尚子三鷹市立第五小学校長から、大井理事長あてに依頼があり、地元である日江井がひき受けたものです。
当日は午後2時30分から、理科研究部の教員向けの研修があり、教員の方3名が、工夫した教育の仕方について報告があありました。それに引き続いて、講演をしました。
その中で特に強調したのは、教育のプロである皆さんは、次世代を担う子供たちを育てるという大切な仕事をしているので、その矜持を持ってほしいとお願いしました。そして、児童・生徒が自分はかけがいのない存在だと気が付くように、「自分の星を見つけよう」というタイトルで話をするが、そこで子供たちに話かけるために使っているパワーポイントのスライド集を、使えるものはどうぞ使ってくださいとくださいと、渡してきました。
また、ガモフの不思議な絵を見せ、児童に尋ねるのと同じく、教員の皆さんにもどんな風に見えるかを尋ねました。これを子供たちに見せて、反応を見て下さいと話をしました。
教員の中には国立天文台の4D2Uの動画を知っている人もいましたが、それでは見られない太陽活動の動画も見せました。また全員に国立天文台で使われなくなった理科年表(1~数年前のもの)を差し上げました。理科年表は学生以来しばらくぶりで手にしたという先生方もいて、この見方も説明し、大いに活用してほしいと話しました。また日食のDVDと「ひので」衛星のDVDも皆さんで見て下さいと言って、鈴山先生に渡してきました。
「太陽の活動」の話に関連して、教員からは、コロナが高温であるのはなぜか、太陽活動の源は、地球への影響は、などの質問を受けました。